会社立ち上げの時期は夫婦合わせて6人分働く。独身者と比べると1対6の計算になる。若い時だけでも良いので、ビジネスの基礎とある程度の財産を築きあげるまでは、人の6倍の仕事をこなし、6倍の速さで実績を積み上げる事。
孟子の言葉で「天の時は地の利に如かず」、地の利が天の時よりも大事。
地の利がある場所とは自分にとってラッキーな場所。どんな人にも必ず、その人にとって運が良くなる場所や土地がある。それに早く気づくことが大切。そしてその運の良い場所で、ビジネスをして幸運を掴む習慣をつける。
フットワークを軽くする事により、常に頭がクリアーで、人より早く判断を下すことができ、チャンスが掴みやすくなる。失敗を防ぎ、事業を大きく展開でき、その資金で容易に更に早く動ける。
「戦わずして勝つ」という言葉は孫子の教え。紀元前の昔から戦いの場におけるセオリーとして説かれてきている。競争をしない事により、他人と同じ程度の結果でなく、常識外の結果を得、自分の目標を高く設定する事が出来る。好きなことをしていると良い仕事が出来、幸運が巡って来て、廻りの人の成績が気にならないので、のびのび仕事ができる。
玉砂利の庭は何もしなければ、何の動きも進歩も無いが、玉砂利を一つ拾うと、周りの石がその空間を調整する為に動く。行動を起こすということは、周りの環境に新しいシステムや空気を入れること。不景気の時にこそ、故意に動くと予定が入っていなくても、仕事が入ってくる。色々なドアーを開けてみる、自分に合わないドアーだったら、違うドアーを開けてみる。自分に合う開いたドアーを進んで行く。
木の根っこの部分を想像して、なるべく根っこにバツを作らないように、そして丸の部分を多くする。木の根っこにバツがあると、そこから先はもう伸びることが出来ない。根っこの丸の所から又根が伸びて、その先から又根が伸びて、栄養を十分吸収できる素晴らしい基礎ができあがり、大きな木にスクスク生長する。人間関係にバツを作らないようにするには、時には妥協しなくてはならない時があるし、自分から非を認めて謝らなければ、いけない時もあるが、バツを作ってしまい、その先が行き止まりになるよりは良い。
ビジネス成功は富士山に登るようなもの。富士山に登るのに色々なルート、方法がある。どれも正しいので自分にあった方法で登る。自分のスタイルを貫くこと。いつも他人の事ばかり、気にしていると自分を見失う。自分に集中していると他人と比較せずに済み、行動途中のいらいらや落ち込みがなくなり、集中して良い成果を出せる。
小さな会社は、小さな市場で大きなシェアを目指す事が一番。小さな池で沢山の市場をゲットすること、大きな会社はそのスケールゆえに、小さな市場は重視しないので、そこに小さな会社のビジネスチャンスがある。市場の動きを瞬時に見極め、発信し、地元ならでの情報を利用し、地元ならでの商習慣を使い一番になる。