ビジネス成功方法 その⑥-バツを作らない

ビジネス成功方法
ツを作らない

ビジネス成功には人間関係を良くする事は必須条件です。人がビジネスチャンスを運んでくれます。人間関係は難しくて、嫌な気分になったり、喧嘩をする事もあるし、誤解が生じてお付き合いをしなくなる時があります。

私はいつも木の根っこの部分を想像して、なるべく根っこにバツを作らないように、そして丸の部分を多くしておきたいとと心がけています。木の根っこにバツがあると、そこから先はもう伸びることが出来ません。根っこの丸の所からは根が伸びて、その先から又根が伸びて、栄養を十分吸収し、素晴らしい基礎ができあがり、大きな木がスクスク生長していきます。

人間関係にバツをなるべく作らないようにするには、時には妥協しなくてはならない時もあるし、自分から非を認めて謝らなければ、いけない時もありますが、バツを作ってしまい、その先が行き止まりになるよりは良いと思っています。

特に私の職業、不動産の場合はバツがあるとそこからの情報を貰えないし、そのバツを作ってしまった人とのビジネスは出来なくなり、その人が担当している物件を売る事が出来ません。

合わないと思ったら、自然に遠のくだけ、仲の悪いとう結論を出さない

苦手と思う人とバツを作ってしまう前に、自分からは近づかないで自然に遠のくだけにしておくと良いです。仲が悪いという結論を出す必要はありません。この関係ならどうしても仕事で連絡をしなければならなくなっても、まだ木の根っこの部分はバツをしている訳ではないので、一緒に仕事をする事が可能です。

バツを作らない、その他の方法
相手の話を途中で遮らないこと

相手の話を最後まで聞かずに、途中で納得できないことがあると「それは違うよ」と言いたくなります。話の途中で先の展開がわかると「つまりこういうことでしょう」とまとめたくなります。話を折っていると「この人とは合わない」と思われ、抵抗感を持たれます。「この人と話をしても、話を折るばかりでいらいらする。いつも話の主導権を奪われる」と思われたら最後です。相手の話を途中で折ると、良い人間関係が築けなくなります。

相手の話は最後まで聞こう

人は最後まで話を聞いてくれる人を好きになる心理があります。話を最後まで聞くと「自分のすべてを受け入れてくれた」と認識するため、その人に好意的な印象を持つようになります。言いたいことができても、余計な口を挟まないように、自分の話は、相手の話が終わってから始めると良いです。

話が下手なら、なおさら聞き役に回ること

私は話すのが苦手です。でも話が下手なら、なおさら聞き役に回ることです。聞き役であっても、きちんと最後まで話を聞く人は好かれます。

反論するなら、いったん受け止めてから言い返す

「それは違う」と思うこともあるでしょう。反論するなら、相手の話を最後まで聞き終わってからにします。相手の話をすべて聞き終わり「確かにそうですね。でも~」というような話し方をすれば、嫌な感じがありません。いったん受け止めてから言い返すようにすれば、相手も聞き入れやすくなります。ビジネスの交渉時や、苦情処理時にはこの方法がベストです。

例: 小さな人間関係を大事にする

稚魚を放つ ー 20年後に帰ってきたお客様

オフィスに20代前半の若いカップルが訪れて来ました。ハワイに住みたいのでビザが欲しいとの事でした。私はビザを申請するには投資ビザを取得後に永住権を申請するのが近道とお伝えしました。でもその投資ビザを申請するには、当時で3千万円から4千万円かかるから、その資金を作ってからもう一度オフィスに来てくださいと伝えました。

若いカップルが外国の不動産会社のオフィスを訪ねて来るのにはきっと勇気が必要だった思いました。資金が無い人には門前払いをする会社が多いと思いますが、私はその彼らの行動力が素晴らしいと伝え、きっとビザが取れるから頑張って資金を作るようにと伝えました。

その20年後、見覚えのあるカップルが私のオフィスに戻って来ました。なんと私に会いに来るのを目標にして、毎日コツコツ資金を貯めたそうです。

私はそのカップルに頭が下がりました。私も自分の言った事に責任を持たなくてはならないので必死に投資ビザを得られるような物件を探して、投資ビザを取り、その一年後には永住権を取るお手伝いをさせて頂きました。

そのカップル曰く、私は彼らに夢を与えたそうでした。私も約束した以上は何としてでも彼らの夢を叶えてあげたかったので必死でした。私の個人の信用をも使い、ビジネス店舗のリース契約を結び、投資ビザを取得し、その後は永住権を取る事が出来ました。彼らはお子様をハワイの名門校を卒業させて、その後にアメリカ本土の有名大学に入学させる事が出来ました。ビジネスも繁盛しています。

小さな稚魚を放ち、大きな魚になって20年後に戻っきてくれました。
たった一つの例ですが、この一つから次から次へと仕事が増え続けました。